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尾瀬~ニッコウキスゲを求めて~後編

登山
前述の通り、僕にとって尾瀬は特別な場所。
アウトドア活動が忙しくなり、頻度は減りましたが1~2年に一度は訪れるようにしています。

前編はこちら
尾瀬~ニッコウキスゲを求めて~前編
尾瀬のルートは複数ありますが、東京方面からアクセスされる方は群馬県片品村の戸倉から入山する事が多いのではないでしょうか?

戸倉には大きな駐車場があり、そこから鳩待ち峠までシャトルバスが出ています。
※ハイシーズンは鳩待ち峠までの車道は一般車両通行止めになります。
尾瀬第1駐車場 · 〒378-0411 群馬県利根郡片品村戸倉766
★★★★☆ · 駐車場
シャトルバスには駐車場の入口に乗車券販売所があるのでそこでチケットを購入して乗り込みます。
シャトルバスは時間になると人数が集まり次第どんどん出発して行きますので焦らなくても大丈夫です。
戸倉~鳩待峠乗合バス|関越交通株式会社【公式】群馬県の貸切・高速・乗合バス、タクシー
関越交通株式会社の戸倉~鳩待峠乗合バスです
※公共交通機関で向かう方は沼田駅から路線バスを利用するか、新宿などから季節運行する高速バスを利用します。どちらも戸倉でシャトルバスに乗り換えるのが一般的です。 ※尾瀬沼に行く方は戸倉の先の大清水で降車します。
鳩待峠からは基本は3ルートに分かれます。

①尾瀬ヶ原の「山の鼻」に向かうルート
 最もメジャーなハイキングコースで初心者はこちらがおすすめ。

②至仏山を目指すルート
 至仏山の山頂を目指すコース。山頂から山の鼻までの登山道は植生保護のため残雪期以外の利用ができないため、鳩待峠からはピストンになります。

③アヤメ平のある中原山に向かうルート
 中原山の尾根沿い広がる湿原を抜けるコースで眼下には尾瀬ヶ原が広がります。
 富士見峠で龍宮小屋、見晴、尾瀬沼の三方向へ向かえます。
 ※僕はこの鳩待峠→富士見峠→龍宮小屋→山の鼻→鳩待峠の周回ルートが大好きです。
以前もニッコウキスゲを求めて7月中旬に尾瀬へ行きましたが、その年はニッコウキスゲの開花が早く、道中に数本見つかる程度でした。

一般的にニッコウキスゲの開花時期は7月中旬〜8月上旬とされていますが、近年の温暖化により時期が早まっているような印象です。
※2022年の片品村観光協会の記事では7月11日に牛首〜ヨッピ吊橋での見ごろを発表しています。

ニッコウキスゲ見頃は1週間程度と短いことを考えるとニッコウキスゲをみたい場合はコマめに情報収集をしておく必要がありますね。
ビジターセンターでニッコウキスゲについて聞いて見た事があります。
現在、鹿の食害によりニッコウキスゲは尾瀬ヶ原ではほとんど見ることが出来なくなってしまったということです。※ミズバショウも同じく
今でもニッコウキスゲの群生を見ることが出来るのは尾瀬沼の一部となってしまっているそう。
高校生時代に撮影 尾瀬ヶ原のニッコウキスゲの群生
僕が高校生の頃にみたあの光景はもう尾瀬ヶ原では見ることが出来ないのかもしれません。
今後、植生保護が進みまたあの頃の姿に戻るのかはわかりませんが、尾瀬を訪れる人々が登山者としてのルールやマナーを守り、こういった現状に目を向けていく必要があると感じます。
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